2011年9月24日土曜日

vol . 105 「名探偵コナン」のエンディングで思い出す花-ムスカリ

倉木麻衣さんの歌に乗せて、幼い新一君と蘭ちゃんがトロッコを押しているエンディングロール。紫色の花が、トロッコレール両側にいっぱい咲いている。
あの花見ると、これを思い出すんです。

322オオルリムスカリ

似てるけど少々色味が違うし、エンディングの絵はなんかパカッと開いた花があるから、この花ではないです。でも、この花を思い出すのです。

理由はムスカリの花言葉にあります。いくつかあるのですが、まず
『通じ合う心』-新一と蘭、またそれぞれの両親。
『明るい未来』-少年探偵団。
これらを連想させます。

一方で『失意』『失望』といった、全く逆イメージの花言葉も持ってるのです。
新一は今だ、元の姿に戻れません・・・戻ったら話が終わってしまうかな。
それはさておき、このアニメの各エピソードは、人物や背景にどこか悲劇的な要素を持ってることが多いです。
背負って生まれたものだったり、何かに・誰かにもたらされたものだったり、避けられない事故だったり・・・でもそれらが、アニメでありながら現実にありえる人の心の痛みを見てる方に感じさせてると思います。この作品の魅力の一つじゃないかな。

本日放送分に登場した「ワカコ様」も、類まれな美貌と大いなる野望の裏に、泣きたくても泣けないという、とんでもない宿命を背負ってました。

泣きたくても泣けない時があります。更に、いろんな立場・性格により、泣いたら失うものがある時も・・・ワカコ様はそうだったのです。

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